119D047第119回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

右心不全の症状はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c

正答

a、c

この問題のポイント

右心不全では体静脈系のうっ血により、肝腫大下腿浮腫がみられます。肺水腫や起座呼吸は主に左心不全の所見です。

解説

右心系のポンプ機能が低下すると、右房・大静脈側の圧が上昇し、体静脈うっ血を生じます。頸静脈怒張、肝腫大、腹水、下腿浮腫、体重増加などが代表的です。

左心不全では肺静脈圧が上昇し、肺うっ血、肺水腫、呼吸困難、起座呼吸などが目立ちます。実際には左右心不全が併存することもあるため、症状を機械的に分けすぎず全身を評価します。

歯科治療では、呼吸困難がある患者を完全な仰臥位にすると症状が悪化することがあるため、体位に配慮します。

選択肢の確認

a.肝腫大
正しい。
体静脈うっ血によって肝静脈圧が上昇し、うっ血性肝腫大を生じます。

b.肺水腫
誤り。
肺水腫は主に左心不全で肺静脈圧が上昇して生じます。

c.下腿浮腫
正しい。
静脈圧上昇と水分貯留により、両側性の下腿浮腫がみられます。

d.起座呼吸
誤り。
起座呼吸は臥位で肺うっ血が悪化する左心不全の代表症状です。

e.呼気性喘鳴
誤り。
呼気性喘鳴は気管支喘息などの気道狭窄で代表的にみられ、右心不全の基本症状ではありません。

覚えるポイント

  • 右心不全は体静脈うっ血です。
  • 肝腫大、頸静脈怒張、下腿浮腫、腹水を押さえます。
  • 肺水腫・起座呼吸は主に左心不全です。

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