118A062第118回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

閉塞性睡眠時無呼吸症において、睡眠中に舌根が沈下すると生じるのはどれか。 1 つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

閉塞性睡眠時無呼吸症では、呼吸努力が続いているのに上気道が閉塞します。低酸素・高二酸化炭素と呼吸努力の増大により、睡眠を中断する覚醒反応が起こります。

解説

睡眠中に咽頭周囲筋の緊張が低下し、舌根が沈下すると上気道が狭窄・閉塞します。鼻・口の気流は低下しますが、横隔膜や胸郭の呼吸努力は続きます。

血中酸素飽和度が低下し、交感神経活動が高まると、一時的な覚醒反応によって咽頭筋緊張が回復し、気道が再開通します。この反復が睡眠の分断と日中傾眠につながります。

選択肢の確認

a.覚醒反応
正しい。
上気道閉塞による低酸素と呼吸努力の増大が覚醒を引き起こし、気道再開通につながります。

b.心拍数の減少
誤り。
無呼吸中に変動はありますが、覚醒時には交感神経活動が亢進し、心拍数・血圧が上昇しやすくなります。

c.横隔膜の活動停止
誤り。
閉塞性では呼吸中枢からの指令があり、横隔膜の活動と呼吸努力は続きます。中枢性無呼吸との重要な違いです。

d.鼻呼吸流量の増加
誤り。
上気道閉塞によって鼻・口の気流は減少または停止します。

e.血中酸素飽和度の上昇
誤り。
換気が妨げられるため、血中酸素飽和度は低下します。

覚えるポイント

  • 閉塞性無呼吸は呼吸努力あり、気流なしです。
  • 舌根沈下でSpO2が低下し、覚醒反応が生じます。
  • 中枢性無呼吸では呼吸努力も低下・消失します。

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