117A046|第117回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
肝機能障害に伴って低下するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
肝機能障害では、肝細胞で合成される蛋白が低下します。選択肢中では**アルブミン〈Alb〉**が該当します。
解説
アルブミンは主に肝臓で合成され、血漿膠質浸透圧の維持や物質運搬を担います。慢性肝障害で合成能が低下すると血清Albが低下し、浮腫や腹水の一因になります。
AST、ALT、ALP、γ-GTPは酵素で、肝細胞障害や胆汁うっ滞により血中へ逸脱・上昇することが多い指標です。障害で上がる酵素と合成低下で下がる蛋白を区別します。
選択肢の確認
a.Alb
正しい。
アルブミンは肝臓で合成されるため、肝合成能低下に伴って低下します。
b.ALP
誤り。
ALPは胆汁うっ滞などで上昇する酵素です。低下が肝機能障害の代表所見ではありません。
c.ALT
誤り。
ALTは肝細胞障害で血中濃度が上昇する代表的酵素です。
d.AST
誤り。
ASTは肝細胞や筋などに含まれ、細胞障害で上昇します。
e.γ-GTP
誤り。
γ-GTPは胆道系障害や飲酒などで上昇することが多い酵素です。
覚えるポイント
- 肝合成能:Alb、凝固因子、コリンエステラーゼなど。
- 肝細胞障害:AST・ALT上昇。
- 胆汁うっ滞:ALP・γ-GTP上昇。