116D020|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
陶材焼付用金合金と前装材の化学的結合に関与するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
金属焼付陶材冠では、金属表面の酸化膜を介して金属と陶材が化学的に結合します。
解説
陶材焼付用金合金には、金・白金族元素だけでなく、少量の**In〈インジウム〉**などの酸化しやすい元素が添加されます。加熱時に形成された酸化膜が陶材中の酸化物と結合し、化学的結合に寄与します。
貴金属主体の合金はそのままでは酸化しにくいため、微量添加元素の役割が重要です。
選択肢の確認
a.Al
誤り。Alは卑金属合金の酸化膜形成などで関与し得ますが、この陶材焼付用金合金で問われる代表的添加元素ではありません。
b.Cu
誤り。Cuは金合金の強化や色調、熱処理性に関与しますが、陶材との化学結合を担う代表元素ではありません。
c.In
正しい。Inは酸化膜を形成し、陶材焼付用金合金と前装陶材の化学的結合に寄与します。
d.K
誤り。Kは陶材側の長石系成分などに関係しますが、金合金の酸化膜形成元素として選びません。
e.Si
誤り。Siは陶材のガラス網目形成成分ですが、金合金側の化学結合用添加元素ではありません。
覚えるポイント
- 金属と陶材の化学結合には酸化膜が必要です。
- 陶材焼付用金合金ではInなどを添加します。
- Cuの強化作用とInの酸化膜形成を区別します。