116D006|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
炎症時に肥満細胞から放出されるケミカルメディエーターはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
肥満細胞は即時型アレルギーや急性炎症で脱顆粒し、ヒスタミンなどを放出します。
解説
肥満細胞の顆粒にはヒスタミンがあらかじめ蓄えられています。抗原によって細胞表面のIgEが架橋されると脱顆粒が起こり、ヒスタミンが放出されます。
ヒスタミンは血管拡張、血管透過性亢進、平滑筋収縮、そう痒などを引き起こします。炎症反応の早期に働く代表的なケミカルメディエーターです。
選択肢の確認
a.IL-2
誤り。IL-2は主に活性化T細胞から産生され、T細胞増殖を促進します。
b.TNF-α
誤り。TNF-αは肥満細胞からも産生され得ますが、顆粒から直ちに放出される代表的メディエーターとして問われるのはヒスタミンです。
c.活性酸素
誤り。活性酸素は好中球やマクロファージなどの殺菌機構で重要です。
d.ヒスタミン
正しい。ヒスタミンは肥満細胞顆粒に貯蔵され、脱顆粒により放出されます。
e.ブラジキニン
誤り。ブラジキニンは血漿キニン系で生成され、疼痛や血管透過性亢進に関与します。
覚えるポイント
- 肥満細胞からの代表的な即時放出物質はヒスタミンです。
- ヒスタミンは血管拡張と透過性亢進を起こします。
- ブラジキニンは血漿中で生成される点を区別します。