116D001|第116回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
チアノーゼがみられるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
チアノーゼは、血液中の還元ヘモグロビンや異常ヘモグロビンが増え、皮膚・口唇・爪床などが青紫色に見える状態です。
解説
メトヘモグロビン血症では、ヘモグロビン中の鉄が二価から三価へ酸化され、酸素を十分に運搬できなくなります。血液が暗褐色となり、酸素投与だけでは改善しにくいチアノーゼを呈することがあります。
一方、血友病は凝固因子異常、糖尿病は高血糖、白血病は造血器腫瘍、ネフローゼ症候群は高度蛋白尿を中心とする病態です。これらは単独ではチアノーゼの代表的原因ではありません。
選択肢の確認
a.血友病
誤り。血友病は凝固因子欠乏による出血性疾患であり、チアノーゼを直接生じる疾患ではありません。
b.糖尿病
誤り。糖尿病の中心は高血糖と代謝異常です。重篤な合併症で呼吸・循環障害を来す場合を除き、チアノーゼの代表疾患ではありません。
c.白血病
誤り。白血病では貧血、出血傾向、感染などが問題になりますが、チアノーゼを特徴とする疾患ではありません。
d.ネフローゼ症候群
誤り。ネフローゼ症候群では高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫などを認めます。チアノーゼは典型所見ではありません。
e.メトヘモグロビン血症
正しい。メトヘモグロビンは酸素運搬能が低く、増加すると酸素化障害とチアノーゼを来します。
覚えるポイント
- チアノーゼは口唇、舌、爪床などで確認します。
- メトヘモグロビン血症では酸素投与に反応しにくいチアノーゼが重要です。
- 出血性疾患と低酸素血症を混同しないようにします。