115D040|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
ウイルス感染症はどれか。 3つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c・e
正答
a、c、e
この問題のポイント
感染症は原因微生物で分類します。麻疹、帯状疱疹、流行性耳下腺炎はウイルス感染症で、百日咳とジフテリアは細菌感染症です。
解説
麻疹は麻疹ウイルスによる感染症で、発熱、咳、鼻汁、結膜充血、Koplik斑、発疹が重要です。帯状疱疹は潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し、神経支配領域に一致した疼痛と水疱を生じます。三叉神経領域では顔面皮膚や口腔粘膜にも片側性病変が現れます。
流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる感染症で、耳下腺の有痛性腫脹を生じます。百日咳はBordetella pertussis、ジフテリアはCorynebacterium diphtheriaeという細菌が原因です。
感染対策上のポイント
原因微生物だけでなく、感染経路、ワクチンの有無、医療機関で必要な予防策を結びつけて覚えます。
選択肢の確認
a.麻 疹
正しい。
麻疹ウイルスによる感染症です。感染力が非常に強く、空気予防策が必要です。
b.百日咳
誤り。
Bordetella pertussisによる細菌感染症です。発作性の激しい咳を特徴とします。
c.帯状疱疹
正しい。
水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化で生じます。通常は片側の神経支配領域に疼痛と水疱が現れます。
d.ジフテリア
誤り。
Corynebacterium diphtheriaeによる細菌感染症で、毒素による偽膜形成や全身障害が問題になります。
e.流行性耳下腺炎
正しい。
ムンプスウイルスによる感染症で、耳下腺を中心とする唾液腺腫脹を特徴とします。
覚えるポイント
- 麻疹は麻疹ウイルス、帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスです。
- 流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによります。
- 百日咳とジフテリアは細菌感染症です。