115C044第115回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

地域包括ケアシステムでの互助に相当するのはどれか。 1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

地域包括ケアシステムでは、支援の担い手によって自助、互助、共助、公助を区別します。互助は、近隣住民やボランティアなどによる制度化されていない相互支援です。

解説

地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に整える考え方です。

支援は次のように整理します。

  • 自助:自分自身で健康や生活を守る取り組み
  • 互助:家族、近隣住民、友人、ボランティアなどによる相互扶助
  • 共助:医療保険や介護保険など、保険制度による支え合い
  • 公助:税を財源とする公的扶助や行政サービス

住民ボランティアによる認知症高齢者の見守りは、地域住民同士の自発的な支援であり、互助に該当します。

歯科では、通院困難者の見守り、口腔機能低下への早期気付き、訪問歯科診療への連携などで、地域住民と専門職とのつながりが重要です。

選択肢の確認

a.高齢者自身による社会参加
誤り。
本人が自ら健康維持や社会参加に取り組むため、主に自助に位置づけられます。

b.社会福祉士による総合相談
誤り。
専門職が制度に基づいて提供する相談支援です。住民同士の自発的な相互扶助である互助とは異なります。

c.市町村の保健師による介護予防教室
誤り。
市町村が公的に実施する行政サービスであり、公助の性格が強い取り組みです。

d.高齢者福祉施設による入浴機会の提供
誤り。
介護保険サービスなど制度に基づいて提供される場合は共助に位置づけられます。住民ボランティアによる非制度的支援とは異なります。

e.住民ボランティアによる認知症高齢者の見守り
正しい。
地域住民やボランティアが自発的に支え合う活動であり、互助に該当します。

覚えるポイント

  • 自助は本人、互助は家族・近隣・ボランティアによる支援です。
  • 共助は医療保険・介護保険、公助は税を財源とする行政支援です。
  • 互助の代表は住民ボランティアによる見守りです。

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