72PM063|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
血球形態と疾患の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
代表的な赤血球形態異常と、それを生じる疾患を対応させます。
解説
標的赤血球は中央と辺縁が濃染する標的状の形態で、サラセミア、肝疾患、異常ヘモグロビン症、摘脾後などでみられます。涙滴赤血球は一端が尖った涙滴状で、骨髄線維症や骨髄浸潤に伴う骨髄構築の変化を示唆します。
赤血球形態は一つの疾患だけに特異的ではありませんが、複数の所見、赤血球恒数、臨床背景と組み合わせると鑑別に有用です。
選択肢の確認
1.標的赤血球 サラセミア
正しいです。
標的赤血球はサラセミアで典型的にみられます。細胞膜面積が細胞容積に対して相対的に増えた状態です。
2.有核赤血球 異常ヘモグロビン症
誤りです。
有核赤血球は重症貧血、溶血、低酸素、骨髄浸潤などで末梢血に出現しますが、異常ヘモグロビン症との一対一の代表的組合せではありません。
3.涙滴赤血球 骨髄線維症
正しいです。
涙滴赤血球は骨髄線維症で特徴的にみられ、髄外造血や白赤芽球症を伴うことがあります。
4.好塩基性斑点 骨髄癌腫症
誤りです。
好塩基性斑点は鉛中毒、サラセミア、異常造血などでみられます。骨髄癌腫症の代表形態は涙滴赤血球や白赤芽球症です。
5.Howell‑Jolly 小体 May‑Hegglin 異常
誤りです。
Howell-Jolly小体は核DNA残存物で、摘脾後や脾機能低下、巨赤芽球性貧血でみられます。May-Hegglin異常では巨大血小板と好中球のDöhle小体様封入体が特徴です。
覚えるポイント
- 標的赤血球はサラセミア、涙滴赤血球は骨髄線維症です。
- 好塩基性斑点は鉛中毒やサラセミアです。
- Howell-Jolly小体は摘脾後・脾機能低下でみられます。