72AM085|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
ABO 血液型抗原で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ABO遺伝子の染色体位置、抗原分布、発達、糖鎖末端構造を整理します。
解説
ABO遺伝子は第9染色体長腕9q34に存在し、糖転移酵素をコードします。H抗原を基質として、A型糖転移酵素はN-アセチルガラクトサミン、B型糖転移酵素はD-ガラクトースを付加します。
ABO抗原は赤血球だけでなく、血管内皮や各種上皮など広い組織に分布し、分泌型では唾液などの体液にも存在します。新生児では抗原発現が成人より弱く、A遺伝子とB遺伝子は共優性です。
選択肢の確認
1.発現は赤血球膜上に限局している。
誤りです。
ABO抗原は赤血球膜だけでなく、血管内皮、上皮、血小板や分泌型の体液などにも分布します。
2.遺伝子は第 9 染色体の長腕に存在する。
正しいです。
ABO遺伝子座は第9染色体長腕の9q34に存在します。
3.A1 型の抗原発現量は成人より新生児の方が多い。
誤りです。
新生児のA・B抗原発現量は成人より少なく、成長とともに増加します。
4.A 遺伝子は B 遺伝子に対して潜性〈劣性〉である。
誤りです。
入力コードでは遺伝子名が欠けています。公式記述はA遺伝子がB遺伝子に対して潜性という内容ですが、AとBは共優性なので誤りです。
5.B 型は N‑アセチルガラクトサミンと結合している。
誤りです。
入力コードでは糖名が欠けています。B型糖転移酵素が付加する末端糖はD-ガラクトースであり、N-アセチルガラクトサミンはA型です。
覚えるポイント
- ABO遺伝子は9q34です。
- A型はN-アセチルガラクトサミン、B型はD-ガラクトースを付加します。
- AとBは共優性で、新生児の抗原発現は弱いです。