72AM084第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

急性 B 型肝炎の自然経過における各マーカー相対量の推移(別冊No. 16)を別に 示す。 HBs 抗体はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

急性B型肝炎で、抗原消失後に出現し治癒・免疫獲得を示すHBs抗体の曲線を選びます。

解説

急性B型肝炎では、HBV-DNAに続いてHBs抗原・HBe抗原が出現し、その後ウイルス排除に伴い抗原が低下します。HBs抗体はHBs抗原が消失した後、回復期から治癒期に出現して長く持続します。図で最も遅れて上昇し、6か月以後も持続する曲線eがHBs抗体です。

HBs抗原消失からHBs抗体出現までのウインドウ期には、IgM型HBc抗体が急性感染の重要な指標となります。

画像で見るポイント
横軸の時間と、各曲線が「いつ出現し、いつ消失するか」を見ます。HBs抗体は最も遅く現れ、治癒後も続く曲線eです。

選択肢の確認

1.a
誤りです。
aは急性期に早く上昇し回復期に消失する抗原側の曲線で、HBs抗体の遅い出現とは合いません。

2.b
誤りです。
bは急性期に上昇して比較的早く低下する曲線で、治癒後も持続するHBs抗体ではありません。

3.c
誤りです。
cは感染後早期から回復期へ推移するマーカーで、図のHBs抗体に相当しません。

4.d
誤りです。
dは回復期に増加する別の抗体マーカーですが、最終的に遅れて出現するHBs抗体の曲線ではありません。

5.e
正しいです。
eはHBs抗原消失後に遅れて出現し、治癒期にも持続するためHBs抗体に相当します。

覚えるポイント

  • HBs抗体はHBs抗原消失後の回復期に出現します。
  • HBs抗体陽性は治癒後の免疫獲得またはワクチン免疫を示します。
  • ウインドウ期はIgM-HBc抗体が重要です。
72AM08372AM085
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