72AM083|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
溶解反応を原理とする検査はどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
凝集、沈降、抗グロブリン、溶血の各反応原理を区別します。
解説
溶解反応は、抗原抗体反応と補体などによって細胞膜が破壊され、細胞内容が放出される現象です。CH50測定では、抗体で感作した羊赤血球を補体がどの程度溶血させるかを測定し、古典経路の総合的活性を評価します。
Donath-Landsteiner試験では、寒冷条件で赤血球へ結合し、加温後に補体を活性化して溶血を起こす二相性溶血素を検出します。
選択肢の確認
1.寒冷凝集反応
誤りです。
寒冷凝集反応は低温で赤血球が凝集する反応であり、原理は凝集です。
2.RPR カードテスト
誤りです。
RPRカードテストはカルジオリピン抗原を用いる微粒子凝集・フロキュレーション反応で、溶解反応ではありません。
3.直接抗グロブリン試験
誤りです。
直接抗グロブリン試験は患者赤血球に結合したIgGや補体を抗ヒトグロブリン試薬で凝集させる検査です。
4.血清補体価〈CH50〉 測定
正しいです。
CH50測定は感作羊赤血球の50%溶血を指標に補体活性を測定するため、溶解反応を原理とします。
5.Donath‑Landsteiner 試験
正しいです。
Donath-Landsteiner試験は二相性溶血素による補体依存性溶血を確認するため、溶解反応を原理とします。
覚えるポイント
- CH50は感作羊赤血球の溶血で補体活性をみます。
- Donath-Landsteiner抗体は二相性溶血素です。
- 寒冷凝集反応と抗グロブリン試験は凝集反応です。