72AM052|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
潰瘍性大腸炎で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
潰瘍性大腸炎の分布、病理像、合併症をCrohn病やBehçet病と区別します。
解説
潰瘍性大腸炎は直腸から口側へ連続性に広がる大腸粘膜主体の慢性炎症性腸疾患です。活動期には好中球が陰窩上皮へ浸潤し、陰窩腔内に集積する陰窩膿瘍を認めます。
長期・広範囲罹患例では大腸癌リスクが上昇します。Crohn病は非連続性の全層性炎症で回盲部に多く、Behçet病では口腔アフタや陰部潰瘍が重要です。
選択肢の確認
1.回盲部に多い。
誤りです。
回盲部に好発するのはCrohn病で、潰瘍性大腸炎は直腸から連続性に広がります。
2.胃がんの合併が多い。
誤りです。
長期罹患で問題となるのは主に大腸癌であり、胃癌ではありません。
3.陰部潰瘍を合併する。
誤りです。
陰部潰瘍はBehçet病の主要症状で、潰瘍性大腸炎の典型的合併ではありません。
4.高齢者での発症が多い。
誤りです。
若年成人を中心に発症し、高齢者だけに多い疾患ではありません。
5.組織学的には陰窩膿瘍を特徴とする。
正しいです。
陰窩内への好中球集積による陰窩膿瘍は活動期潰瘍性大腸炎の特徴です。
覚えるポイント
- UCは直腸から連続性に広がります。
- 病理では陰窩膿瘍が重要です。
- 長期・広範囲病変では大腸癌リスクが上昇します。