71PM056第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

アスベストばく露と関連する腫瘍はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

アスベスト曝露と悪性中皮腫の関連を押さえます。

解説

アスベスト〈石綿〉の吸入曝露は、胸膜・腹膜などの中皮から発生する悪性中皮腫の重要な危険因子です。曝露から発症まで数十年という長い潜伏期間をとることがあります。アスベストは肺癌のリスクも高め、喫煙との相乗作用が知られます。

病理では胸膜のびまん性肥厚や胸水を伴うことが多く、免疫組織化学でcalretinin、WT1、D2-40などを組み合わせて診断を補助します。

選択肢の確認

1.胃 癌
誤り。
胃癌はHelicobacter pylori感染、喫煙、食塩摂取などと関連し、アスベスト曝露の代表的関連腫瘍ではありません。

2.肝 癌
誤り。
肝癌は肝炎ウイルス、アルコール、代謝関連脂肪性肝疾患などが主な背景です。

3.乳 癌
誤り。
乳癌は遺伝、ホルモン曝露、年齢などが主な危険因子です。

4.悪性黒色腫
誤り。
悪性黒色腫は紫外線曝露や遺伝素因との関連が重要です。

5.悪性中皮腫
正しい。
悪性中皮腫はアスベスト曝露との関連が強い代表的腫瘍です。

覚えるポイント

  • アスベスト―悪性中皮腫を直結して覚えます。
  • アスベストは肺癌リスクも上昇させます。
  • 悪性中皮腫は長い潜伏期間を経て発症します。
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