71PM055|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
H‑E 染色標本(別冊No. 11)を別に示す。 この臓器はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
H-E像では、上皮の種類と付属器の有無から臓器を同定します。
解説
提示標本では、表面に角化を伴う重層扁平上皮〈表皮〉があり、その下に膠原線維に富む真皮が続きます。さらに毛包や皮脂腺などの皮膚付属器が確認できるため、臓器は皮膚です。
臓器同定では、まず被覆上皮を確認します。皮膚は角化重層扁平上皮、食道は非角化重層扁平上皮、気管は多列線毛円柱上皮、膀胱は尿路上皮、大腸は単層円柱上皮と多数の杯細胞が特徴です。
画像で見るポイント
表面上皮の角化、真皮の膠原線維、毛包や皮脂腺などの付属器を順に確認します。
選択肢の確認
1.気 管
誤り。
気管は多列線毛円柱上皮、気管腺、硝子軟骨を特徴とし、提示像とは異なります。
2.食 道
誤り。
食道は非角化重層扁平上皮と粘膜下腺を持ちますが、毛包・皮脂腺はありません。
3.大 腸
誤り。
大腸は直線状の腸腺と多数の杯細胞を持つ単層円柱上皮で覆われます。
4.皮 膚
正しい。
角化重層扁平上皮、真皮、毛包などの付属器がみられるため皮膚です。
5.膀 胱
誤り。
膀胱は尿路上皮で覆われ、表層に大型の傘細胞を認めます。
覚えるポイント
- 皮膚は表皮・真皮・皮下組織からなります。
- 表皮は角化重層扁平上皮です。
- 毛包・皮脂腺・汗腺は皮膚付属器です。