71PM054|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
細胞学的検査法の特徴で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
細胞診は低侵襲で幅広い検体を扱えますが、組織構築を十分に評価できず病期確定には限界があります。
解説
細胞学的検査は、剥離細胞、擦過・ブラシ採取細胞、穿刺吸引細胞、尿・喀痰・体腔液などを観察するため、一般に侵襲が少なく、反復検査がしやすいことが利点です。細胞形態から悪性の有無や組織型をある程度推定できます。
一方、腫瘍の**病期〈stage〉**は、原発巣の深達度・大きさ、リンパ節転移、遠隔転移などを総合して決めます。細胞診単独では組織への浸潤深度や病変全体の広がりを評価できないため、病期を確定できません。
選択肢の確認
1.患者への侵襲が少ない。
記述としては正しいです。
細胞診は手術生検に比べ患者への侵襲が少ない検査です。
2.検体採取が容易である。
記述としては正しいです。
自然排出・擦過・穿刺などで比較的容易に検体を得られることが多い検査です。
3.液状検体の検査ができる。
記述としては正しいです。
尿、喀痰、胸水、腹水、髄液などの液状検体を検査できます。
4.腫瘍の病期を確定できる。
正答。記述としては誤りです。
細胞診単独では浸潤範囲や転移を十分評価できず、腫瘍の病期は確定できません。
5.腫瘍の組織型を類推できる。
記述としては正しいです。
細胞形態、配列、背景所見から、扁平上皮癌・腺癌などの組織型を類推できる場合があります。
覚えるポイント
- 細胞診は低侵襲・反復可能です。
- 細胞診は悪性判定や組織型推定に有用です。
- 病期確定には画像・組織診・臨床所見を総合します。