71PM045|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
薄切で切片に傷ができる場合の対処法はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
パラフィン切片の縦傷とミクロトーム刃の欠損を対応させます。
解説
薄切した切片に一定位置の線状の傷や裂け目が繰り返し生じる場合、ミクロトーム刃に刃こぼれや異物の付着があることを疑います。対処は刃の使用位置をずらすか、新しい刃へ取り替えることです。
逃げ角、ブロック温度、薄切速度、切片厚は、圧縮、びびり〈chatter〉、しわ、厚薄むらなど別の不良に関係します。不良の形態から原因を特定します。
選択肢の確認
1.逃げ角を変える。
誤り。
逃げ角の調整は切片の圧縮やびびりなどで検討しますが、一定位置の傷には刃の欠損を先に疑います。
2.刃を取り替える。
正しい。
刃こぼれや付着物が原因の傷には、刃を取り替えることが適切です。
3.薄切する厚さの設定を変える。
誤り。
切片厚の設定変更は厚さの不適切さへの対処で、刃による線状傷を解消しません。
4.パラフィンブロックを冷却する。
誤り。
ブロック冷却は軟らかすぎるパラフィンによる圧縮などに有効ですが、刃の欠損には無効です。
5.ミクロトーム刀の滑走速度を速くする。
誤り。
滑走速度を速くすると切片不良が悪化することがあり、傷の原因除去にはなりません。
覚えるポイント
- 一定位置の縦傷は刃こぼれを疑います。
- 対処は刃位置をずらすか交換します。
- 圧縮・びびり・しわは温度や角度も検討します。