71PM046|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
膵臓の特殊染色(別冊No. 8)を別に示す。 染色法はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
膵島内分泌細胞の好銀性顆粒を染めるGrimelius染色を同定します。
解説
提示標本では、膵外分泌腺房の中にあるLangerhans島の内分泌細胞顆粒が黒褐色に染まっています。これはGrimelius染色で、好銀性〈argyrophil〉顆粒を銀還元法で描出します。神経内分泌細胞や神経内分泌腫瘍の評価にも用いられます。
好銀性は外部の還元剤を必要とする性質で、銀親和性〈argentaffin〉は細胞内物質自身が銀を還元できる性質です。
病理像で見るポイント
外分泌腺房の間にある淡明な膵島を探し、その細胞質内顆粒が黒褐色に染まるかを確認します。
選択肢の確認
1.PAM 染色
誤り。
PAM染色は基底膜、網状線維、真菌などを黒色に描出しますが、膵島内分泌顆粒を目的とする染色ではありません。
2.Bodian 染色
誤り。
Bodian染色は神経線維や神経原線維を染める鍍銀法です。
3.Grimelius 染色
正しい。
Grimelius染色は好銀性の神経内分泌顆粒を黒褐色に描出し、提示像に一致します。
4.Warthin‑Starry 染色
誤り。
Warthin-Starry染色はスピロヘータやHelicobacter pyloriなどの検出に用いられます。
5.Masson‑Fontana 染色
誤り。
Masson-Fontana染色はメラニンや銀親和性顆粒を描出しますが、本図の好銀性膵島細胞にはGrimelius染色が適切です。
覚えるポイント
- Grimeliusは好銀性神経内分泌顆粒です。
- Masson-Fontanaは銀親和性物質・メラニンです。
- 好銀性は外部還元剤を必要とします。