71AM055第71回 臨床検査技師国家試験 過去問

発がん性が指摘されているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

病理検査室で扱う化学物質の有害性、とくにホルムアルデヒドの発がん性を理解します。

解説

ホルムアルデヒドはホルマリンの主成分で、蛋白を架橋して組織を固定します。一方で、吸入による粘膜刺激や感作性があり、ヒトに対する発がん性が認められている有害物質です。局所排気装置、密閉容器、適切な個人防護具を用いて曝露を最小化します。

病理検査室ではキシレンやメタノールにも毒性・引火性などの危険がありますが、設問で代表的な発がん性物質として問われるのはホルムアルデヒドです。

労働安全上のポイント
薬品名だけでなく、揮発性、引火性、急性毒性、慢性毒性と必要な換気設備をセットで覚えます。

選択肢の確認

1.キシレン
誤り。
キシレンには中枢神経系への影響、皮膚・粘膜刺激、引火性などがありますが、本問の代表的発がん物質ではありません。

2.メタノール
誤り。
メタノールは視神経障害や代謝性アシドーシスを起こす毒性物質ですが、本問の正答ではありません。

3.パラフィン
誤り。
パラフィンは包埋剤として用いられ、通常の取扱いで本問の代表的発がん物質とはされません。

4.ホルムアルデヒド
正しい。
ホルムアルデヒドには発がん性が指摘されており、曝露管理が必要です。

5.エチレンジアミン四酢酸〈EDTA〉
誤り。
EDTAはキレート剤として脱灰や抗凝固に用いられ、本問の発がん物質ではありません。

覚えるポイント

  • ホルムアルデヒドは固定剤であり発がん性物質です。
  • 局所排気・密閉・PPEで曝露を減らします。
  • 毒性、引火性、発がん性を別々に整理します。
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