71AM053|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
自動固定包埋装置における標本作製工程にないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
自動固定包埋装置が行う組織処理を、固定・脱水・透徹・パラフィン浸透の順で整理します。
解説
パラフィン標本の自動組織処理では、組織を固定した後、段階的なアルコールで脱水し、キシレンなどでアルコールを置換する**透徹〈脱アルコール〉**を行い、最後に溶融パラフィンを浸透させます。脂肪の多い組織では処理中に脱脂も進みます。
乾燥は自動固定包埋装置における標準的な組織処理工程ではありません。組織を乾燥させると収縮や硬化などのアーチファクトを生じます。
選択肢の確認
1.乾 燥
正答。工程に含まれません。
乾燥は組織処理の標準工程ではなく、組織障害の原因となるため正答です。
2.脱 脂
工程に含まれます。
有機溶媒などによる脱脂は、脂肪成分の除去として組織処理に含まれます。
3.脱 水
工程に含まれます。
脱水は組織中の水分をアルコールで置換する必須工程です。
4.脱アルコール
工程に含まれます。
脱アルコールは透徹に相当し、アルコールをキシレンなどパラフィンと親和性のある溶媒に置換します。
5.パラフィン浸透
工程に含まれます。
パラフィン浸透は透徹後の組織間隙に溶融パラフィンを浸透させる工程です。
覚えるポイント
- 基本順序は固定、脱水、透徹、パラフィン浸透です。
- 脱アルコールは透徹の役割です。
- 乾燥は組織処理工程ではありません。