71AM039|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
血清アルブミンで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
採血姿勢による血漿量変化がアルブミン濃度に及ぼす影響を理解します。
解説
立位・座位では静水圧によって血管内水分が間質へ移動し、血液が濃縮されます。臥位では水分が血管内へ戻って相対的に希釈されるため、アルブミン濃度は座位より臥位で低くなります。
アルブミンは肝で合成され、半減期は約20日です。総カルシウムの蛋白結合分の多くがアルブミンと結合するため、両者は正の相関を示します。
選択肢の確認
1.劇症肝炎で上昇する。
誤り。
劇症肝炎では肝合成能が低下します。ただしアルブミンは半減期が長いため急性初期の低下が目立たないことはありますが、上昇するわけではありません。
2.半減期は約 7 日である。
誤り。
アルブミンの半減期は約20日で、約7日ではありません。
3.座位よりも臥位での採血で低い。
正しい。
臥位では血漿量が増えて希釈されるため、座位よりアルブミンが低く測定されます。
4.総カルシウム濃度と負の相関がある。
誤り。
総カルシウムはアルブミン低下に伴って低下しやすく、負ではなく正の相関です。
5.健常人では 1 日 1 g 程度が尿中に排出される。
誤り。
健常人の尿中アルブミン排泄はごく少量で、1日1 gは病的蛋白尿です。
覚えるポイント
- 臥位採血では座位よりアルブミンが低くなります。
- アルブミン半減期は約20日です。
- 総Caはアルブミンと正の相関を示します。