70PM065|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
異常所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
血球内封入体・核形態異常と代表疾患の対応を覚えます。
解説
Russell小体は形質細胞内に蓄積した免疫グロブリンからなる好酸性封入体で、多発性骨髄腫などの形質細胞増殖性疾患でみられます。多数のRussell小体を持つ形質細胞はMott細胞と呼ばれます。
Auer小体は骨髄系芽球、Döhle小体は重症感染などの反応性好中球、核過分節は巨赤芽球性貧血、偽Pelger-Huët核異常は骨髄異形成症候群などが代表です。
血液像のポイント
細胞質内封入体か、好中球核の分葉異常かを最初に区別します。
選択肢の確認
1.Auer 小体 急性リンパ芽球性白血病
誤り。
Auer小体は骨髄芽球・前骨髄球にみられ、急性骨髄性白血病を示唆します。急性リンパ芽球性白血病ではありません。
2.Döhle 小体 伝染性単核球症
誤り。
Döhle小体は重症細菌感染、熱傷、G-CSF投与などで好中球にみられます。伝染性単核球症の異型リンパ球とは異なります。
3.Russell 小体 多発性骨髄腫
正しい。
Russell小体は免疫グロブリンが形質細胞内に蓄積したもので、多発性骨髄腫と正しく対応します。
4.核の過分節 重症感染症
誤り。
好中球核過分節はビタミンB12・葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血に典型的です。重症感染では左方移動を考えます。
5.偽 Pelger 核異常 巨赤芽球性貧血
誤り。
偽Pelger核異常は低分葉好中球で、骨髄異形成症候群などにみられます。巨赤芽球性貧血は過分節です。
覚えるポイント
- Auer小体はAMLです。
- Russell小体は形質細胞・多発性骨髄腫です。
- 核過分節は巨赤芽球性貧血、偽PelgerはMDSです。