70PM063|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
APTT の延長を認めないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
APTTが評価する凝固因子と、血小板機能異常を区別します。
解説
APTTは内因系・共通系凝固因子の機能を反映し、第VIII、IX、XI、XII因子欠乏、共通系因子異常、ヘパリン、ループスアンチコアグラントなどで延長します。
**血小板無力症〈Glanzmann thrombasthenia〉**はGPIIb/IIIa異常により血小板凝集が障害される疾患です。凝固因子は保たれるため、APTTとPTは通常正常です。出血時間や血小板機能検査が異常になります。
ひっかけポイント
一次止血異常は出血時間・血小板機能、二次止血異常はPT・APTTで評価します。
選択肢の確認
1.血友病 B
誤り。
血友病Bは第IX因子欠乏で内因系が障害され、APTTが延長します。
2.血小板無力症
正しい。
血小板無力症は血小板凝集障害で、凝固因子検査であるAPTTは通常延長しません。
3.第Ⅺ因子欠損症
誤り。
第XI因子欠損症は内因系凝固因子欠乏のためAPTTが延長します。
4.ビタミン K 欠乏症
誤り。
ビタミンK欠乏ではII、VII、IX、X因子が低下し、まずPT、重症ではAPTTも延長します。
5.抗リン脂質抗体症候群
誤り。
抗リン脂質抗体症候群ではループスアンチコアグラントによりリン脂質依存性APTTが延長することがあります。
覚えるポイント
- 血小板無力症ではPT・APTTは通常正常です。
- 血友病Bは第IX因子欠乏でAPTT延長です。
- ループスアンチコアグラントは血栓傾向でもAPTTを延長させます。