70PM062|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
凝固反応でリン脂質を必要とするのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
凝固カスケードでリン脂質膜上に形成されるtenase・prothrombinase複合体を理解します。
解説
凝固反応では、活性化血小板表面の陰性荷電リン脂質が反応の足場になります。第IXa因子、第VIIIa因子、Ca2+、リン脂質からなる内因系tenase複合体は第X因子を活性化します。
第Xa因子、第Va因子、Ca2+、リン脂質からなるprothrombinase複合体は、プロトロンビン〈第II因子〉をトロンビンへ活性化します。これらはリン脂質依存性凝固反応の代表です。
覚え方
Xを作るtenase、IIaを作るprothrombinaseは、どちらもCaとリン脂質が必要です。
選択肢の確認
1.第Ⅹ因子活性化
正しい。
第X因子の活性化はtenase複合体によりリン脂質膜上で進むため、リン脂質を必要とします。
2.第Ⅺ因子活性化
誤り。
第XI因子は主に第XIIa因子やトロンビンにより活性化され、選択肢のリン脂質複合体反応ではありません。
3.フィブリン安定化
誤り。
フィブリン安定化は活性化第XIII因子による架橋形成で、リン脂質を必要としません。
4.プロトロンビン活性化
正しい。
プロトロンビン活性化はprothrombinase複合体によりリン脂質膜上で進むため、リン脂質を必要とします。
5.プレカリクレイン活性化
誤り。
プレカリクレインは接触系で第XIIa因子によりカリクレインへ活性化され、リン脂質依存反応ではありません。
覚えるポイント
- 第X因子活性化はtenase複合体です。
- プロトロンビン活性化はprothrombinase複合体です。
- 両複合体ともリン脂質とCa2+を必要とします。