70PM041|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
酵素活性測定の酵素と基質の組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
酵素活性測定で、基質・生成物・補酵素・活性化剤を区別します。
解説
酵素活性測定では、目的酵素が作用する基質と、反応を検出するための共役酵素・補酵素・活性化剤を区別する必要があります。α-アミラーゼ測定では、4,6-エチリデン-4-ニトロフェニル-マルトヘプタシドなどの合成基質が用いられます。
ALPでは4-ニトロフェニルリン酸が基質で、4-ニトロフェノールは生成物です。AST・ALTではアミノ酸と2-オキソグルタル酸が基質で、ピリドキサルリン酸は補酵素です。CK測定のN-アセチルシステインは酵素のSH基を保護・再活性化する成分です。
ひっかけポイント
試薬に含まれていても、すべてが基質とは限りません。
選択肢の確認
1.ALP 4‑ニトロフェノール
誤り。
ALPの基質は4-ニトロフェニルリン酸です。4-ニトロフェノールは加水分解で生じる発色生成物です。
2.ALT L‑グルタミン
誤り。
ALTの基質はL-アラニンと2-オキソグルタル酸です。L-グルタミンではありません。
3.AST ピリドキサルリン酸
誤り。
ASTの基質はL-アスパラギン酸と2-オキソグルタル酸です。ピリドキサルリン酸は補酵素です。
4.CK N‑アセチルシステイン
誤り。
CKの基質はクレアチンとATPです。N-アセチルシステインはSH基を保護する活性化成分です。
5.α‑アミラーゼ 4,6‑エチリデン‑4‑ニトロフェニル‑マルトヘプタ シド
正しい。
α-アミラーゼには4,6-エチリデン-4-ニトロフェニル-マルトヘプタシドが合成基質として用いられます。
覚えるポイント
- ALPは4-ニトロフェニルリン酸を基質とします。
- AST・ALTのピリドキサルリン酸は補酵素です。
- CKのN-アセチルシステインは基質ではなく活性化成分です。