70PM004|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
パニック値で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
パニック値の定義と、検出後の迅速な連絡体制を理解します。
解説
パニック値は、直ちに臨床的対応を要するほど生命に危険が及ぶ可能性のある検査結果です。「対応できない値」ではなく、むしろ速やかな対応を促すために緊急報告する値です。
対象項目や閾値は患者集団、診療機能、連絡体制などに応じて施設ごとに定めます。検体検査だけでなく、心電図などの生理機能検査で緊急性の高い所見を対象とすることもあります。報告先、報告手段、復唱、記録、連絡不能時のエスカレーションを事前に標準化します。
医療安全上のポイント
異常値を見つけるだけでは不十分です。患者取り違えや検体異常を確認し、決められた相手へ確実に伝達して記録します。
選択肢の確認
1.基準は施設ごとに異なる。
記述としては正しい。
記述としては正しいです。対象項目や閾値は、施設の診療体制や患者背景に応じて設定されます。
2.生理機能検査が含まれる。
記述としては正しい。
記述としては正しいです。生理機能検査でも、致死性不整脈など緊急報告を要する所見が対象になり得ます。
3.対応不可能な値のことである。
正答。記述としては誤り。
パニック値は対応不可能な値ではありません。直ちに臨床対応が必要な危険な結果であり、この記述が誤りです。
4.生命に危険がある値のことである。
記述としては正しい。
記述としては正しいです。放置すれば生命に危険を及ぼす可能性があるため、緊急報告します。
5.報告方法はあらかじめ取り決めをしておく。
記述としては正しい。
記述としては正しいです。誰が誰へ、どの方法で、どの時間内に報告するかをあらかじめ定めます。
覚えるポイント
- パニック値は「直ちに対応が必要な危険値」です。
- 閾値と報告手順は施設ごとに明文化します。
- 報告・復唱・記録までが検査室の重要な安全業務です。