70AM035|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
グルコースオキシダーゼ法による血糖測定で利用する酵素はどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
グルコースオキシダーゼが反応できるβ-D-グルコースを供給する補助酵素を選びます。
解説
グルコースオキシダーゼは主にβ-D-グルコースを酸化します。一方、溶液中のグルコースにはα型とβ型が存在するため、ムタロターゼを加えてα型とβ型の変換を促進し、全グルコースを速やかに反応させます。
生成した過酸化水素は、通常ペルオキシダーゼ反応で発色させて測定します。したがって、選択肢中で利用される酵素はムタロターゼです。
選択肢の確認
1.α‑アミラーゼ
誤り。
α-アミラーゼはデンプンを加水分解する酵素で、グルコースオキシダーゼ法の測定反応には用いません。
2.α‑グルコシダーゼ
誤り。
α-グルコシダーゼはα-グルコシド結合を加水分解する酵素で、この方法の補助酵素ではありません。
3.グルコース‑6‑ホスファターゼ
誤り。
グルコース-6-ホスファターゼはグルコース6-リン酸を脱リン酸化する酵素で、血糖測定の本法には用いません。
4.マルターゼ
誤り。
マルターゼはマルトースをグルコースへ分解する酵素で、本法の構成酵素ではありません。
5.ムタロターゼ
正しい。
ムタロターゼはα-D-グルコースとβ-D-グルコースの相互変換を促進し、測定反応を速めます。
覚えるポイント
- グルコースオキシダーゼはβ-D-グルコースに作用します。
- ムタロターゼがα型とβ型の変換を促進します。
- 生成H2O2をペルオキシダーゼで発色させます。