70AM033|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
AST 活性測定用試薬(日本臨床化学会〈JSCC〉勧告法)に含まれないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ASTの主反応と、共役反応に必要な基質・補酵素を整理します。
解説
JSCC勧告法のAST反応では、L-アスパラギン酸と2-オキソグルタル酸から、オキサロ酢酸とL-グルタミン酸が生成されます。生成したオキサロ酢酸をリンゴ酸脱水素酵素がリンゴ酸へ還元し、その際のNADH減少速度を測定します。
オキサロ酢酸は反応によって生じる生成物であり、AST測定用試薬にあらかじめ基質として含めるものではありません。
選択肢の確認
1.NADH
該当します。
NADHは共役反応で消費され、その吸光度低下を測定するため試薬に含まれます。
2.オキサロ酢酸
正答。該当しません。
オキサロ酢酸はAST反応で生成する物質で、試薬に加える基質ではありません。
3.L‑アスパラギン酸
該当します。
L-アスパラギン酸はASTの基質として試薬に含まれます。
4.リンゴ酸脱水素酵素
該当します。
リンゴ酸脱水素酵素は生成したオキサロ酢酸を還元する共役酵素として含まれます。
5.2‑オキソグルタル酸
該当します。
2-オキソグルタル酸はASTのアミノ基受容体となる基質で、試薬に含まれます。
覚えるポイント
- AST基質はL-アスパラギン酸と2-オキソグルタル酸です。
- 生成物オキサロ酢酸をMDH反応へつなげます。
- NADHの340 nm吸光度低下を測定します。