70AM032|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
尿素で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尿素の生成経路と、血中非蛋白性窒素に占める割合を押さえます。
解説
尿素は、アミノ酸分解で生じた有毒なアンモニアを肝臓の尿素回路で無毒化して生成されます。血中の非蛋白性窒素成分の中では尿素窒素が最も多く、腎機能、蛋白摂取、異化、消化管出血、体液量などの影響を受けます。
腎排泄が低下するとBUNは上昇します。また、上部消化管出血では血液蛋白が消化・吸収され、蛋白負荷となるためBUNが上昇します。
選択肢の確認
1.血中濃度は小児が成人よりも高い。
誤り。
小児では蛋白異化や腎機能などの違いから、成人より一律に高いとはいえず、一般に成人より低めです。
2.ウリカーゼによって加水分解される。
誤り。
尿素を加水分解するのはウレアーゼです。ウリカーゼは尿酸を酸化します。
3.消化管出血により血中濃度が減少する。
誤り。
消化管出血では吸収された血液蛋白の異化により、血中尿素濃度は上昇します。
4.血中非蛋白性窒素の中で最も濃度が高い。
正しい。
血中非蛋白性窒素の中では尿素が最も高濃度であり、正しいです。
5.生体内でアルドラーゼによって生成される。
誤り。
尿素は肝臓の尿素回路で生成されます。アルドラーゼは解糖系などで働く酵素です。
覚えるポイント
- 尿素は肝臓の尿素回路で生成されます。
- 尿素分解酵素はウレアーゼ、尿酸分解酵素はウリカーゼです。
- 消化管出血ではBUNが上昇します。