70AM031|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
アガロースゲルを用いたリポ蛋白電気泳動で、β 位と pre β 位に強い染色像が認 められた。 WHO 脂質異常症タイプ分類で考えられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
リポ蛋白電気泳動の移動位置を、LDLとVLDLの増加に対応させます。
解説
アガロースゲル電気泳動では、LDLはβ位、VLDLはpre β位に泳動されます。β位とpre β位の両方が強いことは、LDLとVLDLがともに増加していることを示し、WHO分類のTypeⅡbに相当します。
Type分類では、どのリポ蛋白が増えているかを先に整理すると判定しやすくなります。カイロミクロンは原点、VLDLはpre β、LDLはβ、HDLはα位です。
選択肢の確認
1.TypeⅠ
誤り。
TypeⅠはカイロミクロン増加が主体で、原点に強い染色を示します。
2.TypeⅡa
誤り。
TypeⅡaはLDLのみの増加で、β位が強くなります。
3.TypeⅡb
正しい。
TypeⅡbはLDLとVLDLが増加するため、β位とpre β位の両方が強くなります。
4.TypeⅣ
誤り。
TypeⅣはVLDL増加が主体で、pre β位が強くなります。
5.TypeⅤ
誤り。
TypeⅤはカイロミクロンとVLDLが増加し、原点とpre β位が強くなります。
覚えるポイント
- LDLはβ、VLDLはpre β、HDLはα位です。
- βとpre βの両方増加はTypeⅡbです。
- 原点のカイロミクロン増加はTypeⅠ・Ⅴを考えます。