70AM012|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
悪性中皮腫の胸水で高値を示すのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
胸水中マーカーを、結核性胸膜炎、腺癌、悪性中皮腫などの病態と対応させます。
解説
悪性中皮腫では腫瘍細胞がヒアルロン酸を豊富に産生するため、胸水中ヒアルロン酸が高値となることがあります。胸水検査では、細胞診、蛋白、LD、糖、pH、ADAなどと合わせて総合的に判断します。
ヒアルロン酸高値は悪性中皮腫を示唆する重要な所見ですが、単独で確定診断するものではありません。画像所見や免疫組織化学を含む病理診断が必要です。
選択肢の確認
1.ADA
誤り。
ADA高値は結核性胸膜炎を示唆する代表的な所見です。
2.C E A
誤り。
CEAは腺癌などで上昇しやすい腫瘍マーカーで、悪性中皮腫の代表ではありません。
3.SP‑D
誤り。
SP-Dは肺胞Ⅱ型上皮細胞などに由来し、間質性肺炎の血清マーカーとして用いられます。
4.アミラーゼ
誤り。
胸水アミラーゼは膵炎、膵胸水、食道破裂、一部の悪性腫瘍などで高値となります。
5.ヒアルロン酸
正しい。
悪性中皮腫では胸水中ヒアルロン酸が高値となることがあり、正答です。
覚えるポイント
- 悪性中皮腫の胸水ではヒアルロン酸高値を押さえます。
- 結核性胸膜炎ではADA高値が重要です。
- 胸水マーカー単独で確定せず、細胞診・病理と統合します。