39AM5|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
自律神経作用薬について正しいのはどれか。 a.コリン作動薬は排尿作用がある。 b.抗コリン作動薬は便秘を起こす。 c.α 受容体遮断薬は血圧を上げる。 d.β 受容体作動薬は止血に用いられる。 e.β 受容体遮断薬は心拍数を下げる。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、自律神経作用薬の基本作用が問われています。
特に、コリン作動薬、抗コリン作動薬、α 受容体遮断薬、β 受容体作動薬、β 受容体遮断薬の作用を整理することが重要です。
解説
自律神経作用薬は、交感神経系と副交感神経系のどこに作用するかで考えると整理しやすくなります。
小項目の正誤は次の通りです。
- a.正しい。コリン作動薬は副交感神経作用を強め、膀胱排尿筋収縮などにより排尿を促します。
- b.正しい。抗コリン作動薬は副交感神経作用を抑え、腸管運動を低下させるため便秘を起こしやすくなります。
- c.誤り。α 受容体遮断薬は血管収縮作用を抑えるため、一般に血圧を下げます。
- d.誤り。止血に関係する血管収縮は主にα 受容体刺激による作用です。β 受容体作動薬は止血目的の代表薬ではありません。
- e.正しい。β 受容体遮断薬は心拍数や心収縮力を低下させます。
したがって、正しい小項目は a、b、e です。
ひっかけポイント
α 受容体と β 受容体を混同しないことが大切です。血管収縮による止血は主にα 受容体刺激作用と結びつけて覚えます。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1は a、b、c の組合せです。cの「α 受容体遮断薬は血圧を上げる」は誤りです。α 受容体遮断薬は一般に血管拡張により血圧を下げます。
2.正しい。
選択肢2は a、b、e の組合せです。コリン作動薬の排尿作用、抗コリン作動薬の便秘、β 受容体遮断薬の心拍数低下はいずれも正しいです。
3.誤り。
選択肢3にはdが含まれます。β 受容体作動薬は止血に用いられる代表的作用ではありません。
4.誤り。
選択肢4にはcとdが含まれます。α 受容体遮断薬は血圧を上げるのではなく下げる方向に働き、β 受容体作動薬は止血薬として整理しません。
5.誤り。
選択肢5にはcとdが含まれます。どちらも誤りの小項目です。
覚えるポイント
- コリン作動薬は副交感神経作用を強め、排尿を促します。
- 抗コリン作動薬は腸管運動を抑え、便秘を起こしやすくします。
- α 受容体遮断薬は血管拡張により血圧を下げます。
- β 受容体遮断薬は心拍数を下げます。
- 組合せ問題では、小項目の正誤を先に判定してから選択肢を選びます。