38PM22|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学救急・集中治療・周術期心停止/AED・SOFA・脳死・FAST・術前評価
麻酔管理中にカプノメータが検出に有用でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、カプノメータで何を検出できるかが問われています。
カプノメータは呼気中の二酸化炭素濃度、特に**呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)**を連続的に監視する装置です。不整脈そのものを検出する装置ではありません。
解説
カプノメータは、換気状態、気管挿管の確認、呼吸回路の異常、代謝亢進などの把握に有用です。
麻酔中にPETCO2が上昇すれば、低換気、CO2産生増加、悪性高熱などを疑います。逆に、PETCO2が急に低下または消失すれば、呼吸回路脱離、気管チューブ閉塞、心拍出量低下、食道挿管などを疑います。
ただし、不整脈は心電図モニタで検出するのが基本です。カプノメータは循環変動の影響を受けることはありますが、不整脈の直接検出には適していません。
ひっかけポイント
カプノメータは「呼吸・換気・CO2」のモニタです。心電図モニタの代わりに不整脈を検出する装置ではありません。
選択肢の確認
1.正答。検出に有用ではありません。
不整脈は心電図モニタで評価します。カプノメータは不整脈そのものを直接検出する装置ではありません。
2.検出に有用です。
低換気ではCO2排出が不十分となり、PETCO2の上昇などとして現れることがあります。
3.検出に有用です。
悪性高熱では代謝亢進によりCO2産生が増加し、PETCO2の上昇が早期所見となることがあります。
4.検出に有用です。
食道挿管では呼気CO2波形が適切に持続しないため、気管挿管確認にカプノメータが有用です。
5.検出に有用です。
呼吸回路脱離では呼気CO2波形が消失または著明に低下するため、異常検出に役立ちます。
覚えるポイント
- カプノメータは呼気CO2を測定します。
- 低換気ではPETCO2が上昇しやすくなります。
- 食道挿管や呼吸回路脱離ではCO2波形の異常が重要です。
- 悪性高熱ではPETCO2上昇が早期サインになりえます。
- 不整脈は心電図モニタで検出します。