38PM19|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血
肝硬変患者の症状・所見でないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、肝硬変でみられる症状・所見が問われています。
肝硬変では、肝細胞機能低下と門脈圧亢進により、さまざまな全身症状が出ます。血小板数は増加ではなく、一般に低下しやすい点が重要です。
解説
肝硬変では、肝細胞が障害され、線維化と結節形成が進みます。その結果、肝臓の合成能、代謝能、解毒能が低下します。
アンモニアなどの代謝が障害されると、肝性脳症を起こし、意識障害や昏睡をきたすことがあります。
アルブミン合成が低下すると、膠質浸透圧が低下し、浮腫や腹水が出やすくなります。胆汁うっ滞があると皮膚掻痒感を生じることもあります。
また、肝臓はコレステロール代謝にも関与するため、進行した肝機能低下では血清コレステロール値が低下することがあります。
血小板については、門脈圧亢進に伴う脾腫、いわゆる脾機能亢進により、血小板が脾臓で捕捉されやすくなります。そのため、血小板数は増加ではなく低下します。
ひっかけポイント
肝硬変では出血傾向が問題になります。凝固因子低下に加えて、血小板数も低下しやすいと押さえます。
選択肢の確認
1.症状・所見として該当します。
肝性脳症により意識障害や昏睡をきたすことがあります。
2.症状・所見として該当します。
アルブミン合成低下や門脈圧亢進により、浮腫や腹水がみられます。
3.症状・所見として該当します。
胆汁うっ滞などにより皮膚掻痒感がみられることがあります。
4.症状・所見として該当します。
進行した肝機能低下では、コレステロール合成や代謝が障害され、血清コレステロール値が低下することがあります。
5.正答。症状・所見ではありません。
肝硬変では血小板数は増加ではなく、脾機能亢進などにより低下しやすくなります。
覚えるポイント
- 肝硬変では肝性脳症により昏睡を起こすことがあります。
- 低アルブミン血症により浮腫や腹水が出やすくなります。
- 胆汁うっ滞では皮膚掻痒感がみられます。
- 進行例では血清コレステロール値が低下することがあります。
- 肝硬変では血小板数は増加ではなく低下しやすいです。