38PM18|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血
腎・尿路結石で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、腎・尿路結石の特徴と治療法である**体外衝撃波砕石術(ESWL)**の注意点が問われています。
腎・尿路結石では、疼痛、血尿、尿路閉塞による腎機能障害を押さえます。妊婦へのESWLは通常避けるべきであり、「施行可能」とする記述は誤りです。
解説
腎・尿路結石の多くはカルシウムを含む結石です。結石が尿管に移動すると、尿管攣縮や尿路閉塞により、腰背部から側腹部、下腹部、鼠径部へ放散する強い疼痛を起こします。
尿路粘膜が刺激されるため、尿検査では血尿を伴うことが多いです。
また、片腎の患者では、尿路閉塞が起こると代償する腎臓がないため、腎不全につながる危険があります。腎後性腎不全として重要です。
ESWLは体外から衝撃波を当てて結石を破砕する治療法ですが、妊婦では胎児への影響が懸念されるため、一般に禁忌または避けるべき治療と考えます。
臨床工学技士としての注意点
ESWLでは、衝撃波の照準、患者体位、疼痛管理、心電図同期、禁忌の確認が重要です。妊娠の有無は安全確認として特に重要です。
選択肢の確認
1.記述としては正しい。
腎・尿路結石の大部分はカルシウム結石です。シュウ酸カルシウム結石などが代表です。
2.記述としては正しい。
尿管結石では、腰背部から下腹部や鼠径部に放散する疼痛がみられます。
3.記述としては正しい。
結石が尿路粘膜を傷つけるため、尿検査で血尿を伴うことが多いです。
4.記述としては正しい。
片腎の患者では、尿路閉塞により腎機能が急速に悪化し、腎不全の原因となります。
5.正答。記述としては誤り。
ESWLは妊婦には通常施行しません。胎児への影響が懸念されるため、妊娠は重要な禁忌または回避すべき条件です。
覚えるポイント
- 腎・尿路結石の多くはカルシウム結石です。
- 尿管結石では腰背部から下腹部へ放散する疼痛が典型です。
- 血尿を伴うことが多いです。
- 片腎患者の尿路閉塞は腎不全につながります。
- ESWLは妊婦では通常避けると覚えます。