37PM44|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
小電力医用テレメータの受信に影響を及ぼすのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、小電力医用テレメータの電波干渉が問われています。
小電力医用テレメータは、患者の心電図などの生体情報を無線で送信する装置です。使用する周波数帯に近い電波を出す機器があると、受信障害や混信の原因になります。
この問題では、工事用クレーンのリモコンが小電力医用テレメータの受信に影響を及ぼすものとして適切です。
解説
小電力医用テレメータは、病棟などで患者の心電図や呼吸などを連続監視するために使われます。
医用テレメータで問題になるのは、次のような受信障害です。
- 混信
- 電波の弱さ
- 遮蔽物による受信不良
- アンテナ設備不良
- 同一または近接周波数の電波利用機器による干渉
工事用クレーンのリモコンなどは、医用テレメータと近い周波数帯を使用する場合があり、受信に影響を及ぼすことがあります。病院周辺の工事現場や屋上作業などでも注意が必要です。
一方、無線LAN、電子レンジ、Bluetooth機器は主に2.4 GHz帯などを使用するため、小電力医用テレメータの代表的な周波数帯とは異なります。携帯電話も通常は医用テレメータの受信に直接影響する代表例としては選びません。
ME機器管理での注意点
医用テレメータの管理では、チャンネル管理、ゾーン配置、受信アンテナ、電池残量、送信機装着状態、電波環境を確認します。病院外部の電波源も受信障害の原因になり得ます。
選択肢の確認
1.誤り。
携帯電話は医療機器への影響が問題視されることがありますが、この問題で小電力医用テレメータ受信への代表的影響要因としては、工事用クレーンのリモコンが適切です。
2.誤り。
無線LANは主に2.4 GHz帯や5 GHz帯を使用します。小電力医用テレメータの受信に影響する代表例としては不適切です。
3.正しい。
工事用クレーンのリモコンは、小電力医用テレメータの周波数帯に近い電波を使用する場合があり、受信に影響を及ぼすことがあります。
4.誤り。
電子レンジは主に2.4 GHz帯の電磁波を発生します。無線LANなどへの影響は知られますが、この問題の小電力医用テレメータの代表的干渉源としては不適切です。
5.誤り。
Bluetooth機器は主に2.4 GHz帯を使用します。小電力医用テレメータの受信に影響する代表例としては、工事用クレーンのリモコンを選びます。
覚えるポイント
- 小電力医用テレメータでは、電波干渉と混信に注意します。
- 受信障害は患者監視の遅れにつながる可能性があります。
- 工事用クレーンのリモコンは、受信に影響を及ぼす代表例として押さえます。
- 無線LAN、Bluetooth、電子レンジは主に2.4 GHz帯として整理します。
- 病院内だけでなく、病院周辺の電波環境にも注意します。