9PM133|第9回 公認心理師国家試験 過去問
東大式エゴグラム〈TEG〉の説明として、適切なものを 2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
この問題では、**東大式エゴグラム〈TEG〉**の特徴が問われています。
TEGは、交流分析の考え方に基づき、5つの自我状態のエネルギーのバランスをプロフィールとして把握する質問紙法の心理検査です。プロフィール表によって視覚的に特徴を理解でき、回答態度を確認するための妥当性尺度も用いられます。
解説
東大式エゴグラム〈TEG〉は、交流分析で用いられる自我状態の概念をもとに作られた質問紙法の心理検査です。
代表的な自我状態は、次の5つです。
- CP:批判的な親
- NP:養育的な親
- A:成人
- FC:自由な子ども
- AC:順応した子ども
TEGでは、これらの自我状態のバランスをプロフィールとして示し、対人関係の傾向や自己理解に役立てます。ただし、心理検査の結果は、人格を決めつけるためのものではありません。面接、行動観察、生活歴、本人の訴えなどと合わせて総合的に理解することが大切です。
5因子理論に基づく検査ではなく、また、検査者が代わりに記入する検査でもありません。回答者が質問項目に自己記入します。無意識的な防衛機制を直接反映する投映法でもありません。
ひっかけポイント
TEGは、交流分析に基づく質問紙法です。5因子理論、投映法、防衛機制の検査と混同しないようにします。
選択肢の確認
1.5 因子理論に基づいている。
判定:適切とはいえない。
TEGは、5因子理論に基づく性格検査ではありません。交流分析における自我状態の考え方に基づいています。
2.検査用紙への記入は検査者が行う。
判定:適切とはいえない。
TEGは質問紙法の検査であり、通常、回答者本人が検査用紙に記入します。検査者が回答内容を代筆して評価する検査ではありません。
3.結果は回答者の無意識的な防衛機制を反映している。
判定:適切とはいえない。
TEGは投映法ではなく、質問紙法の検査です。無意識的な防衛機制を直接反映する検査として理解するのは適切ではありません。
4.妥当性尺度を用いて被検査者の回答態度を評価する。
判定:適切。
TEGでは、回答の信頼性や回答態度を検討するために妥当性尺度が用いられます。心理検査では、得点そのものだけでなく、回答がどの程度妥当に解釈できるかを確認することが重要です。
5.プロフィール表で自我状態のバランスを視覚的に把握できる。
判定:適切。
TEGでは、CP、NP、A、FC、ACなどの自我状態のバランスをプロフィール表として示します。視覚的に特徴を把握できる点が重要です。
覚えるポイント
- TEGは、交流分析に基づく質問紙法の心理検査です。
- 5つの自我状態は、CP、NP、A、FC、ACです。
- プロフィール表で自我状態のバランスを視覚的に把握できます。
- 妥当性尺度により、回答態度を確認できます。
- TEGは5因子理論の検査でも、投映法でも、防衛機制を直接測る検査でもありません。