8PM97|第8回 公認心理師国家試験 過去問
作業中の精神活動が、練習、疲労、慣れ、興奮などの特徴を示すという研究結果をもとに、性格や行動面の特徴などを判定する心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、作業曲線をもとに性格や行動特徴を判定する内田クレペリン検査が問われています。
キーワードは、「作業中の精神活動」「練習、疲労、慣れ、興奮」「性格や行動面の特徴」です。
解説
内田クレペリン検査は、簡単な一桁数字の連続加算作業を一定時間行い、その作業量の変化、誤り、作業曲線などから、性格や行動面の特徴を判定する心理検査です。
作業中の精神活動には、練習効果、疲労、慣れ、興奮、集中の持続、作業速度の変動などが反映されると考えられます。内田クレペリン検査では、そうした作業経過をもとに、行動傾向や作業態度を理解します。
ただし、検査結果だけで人格を断定するのではなく、面接、行動観察、他の検査、生活状況などを合わせて総合的に解釈することが重要です。
心理アセスメントのポイント
内田クレペリン検査は、作業量や作業曲線から行動傾向をみる検査です。単独で人格を決めつけず、総合的なアセスメントに位置づけます。
選択肢の確認
1.RBMT
判定:適切とはいえない。
RBMTは、日常記憶を評価する神経心理学的検査です。作業曲線から性格や行動面の特徴を判定する検査ではありません。
2.HTP テスト
判定:適切とはいえない。
HTPテストは、家、木、人を描いてもらう描画法です。投映法として人格理解に用いられますが、作業中の精神活動や作業曲線をもとに判定する検査ではありません。
3.内田クレペリン検査
判定:最も適切。
連続加算作業の作業量や作業曲線をもとに、性格や行動面の特徴を判定する検査です。問題文の説明に合致します。
4.DN-CAS 認知評価システム
判定:適切とはいえない。
DN-CASは、PASS理論に基づいてプランニング、注意、同時処理、継次処理などの認知処理を評価する検査です。内田クレペリン検査とは目的が異なります。
5.ベンダー・ゲシュタルト検査
判定:適切とはいえない。
ベンダー・ゲシュタルト検査は、図形の模写を通して視覚運動機能や神経心理学的状態を把握する検査です。作業曲線による性格・行動面の判定を中心とする検査ではありません。
覚えるポイント
- 内田クレペリン検査は、連続加算作業の作業曲線をもとに特徴をみます。
- 練習、疲労、慣れ、興奮などの作業中の精神活動が手がかりになります。
- RBMTは日常記憶、HTPは描画、DN-CASは認知処理、ベンダーは視覚運動機能として整理します。