8PM85|第8回 公認心理師国家試験 過去問
M. I. Posner らが提案した、注意ネットワークテストで測定される成分として、適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、Posner らの注意ネットワークテストで測定される注意の成分が問われています。
キーワードは、「警報」「定位」「実行制御」です。
解説
M. I. Posner らは、注意を複数のネットワークから成るシステムとして捉えました。
注意ネットワークテストでは、代表的に次の3つの注意ネットワークが測定されます。
- 警報・覚醒ネットワーク
- 定位ネットワーク
- 実行制御ネットワーク
**警報(覚醒)**は、注意を向ける準備状態を高め、刺激に反応しやすい状態を作る働きです。たとえば、手がかり刺激によって反応準備が高まり、反応時間が短くなるような機能に関係します。
一方、音韻ループはワーキングメモリの構成要素、感覚レジスタは感覚記憶、特徴検出モジュールは知覚処理の説明に関係します。注意ネットワークテストの主要成分としては警報(覚醒)が適切です。
認知心理学のポイント
注意ネットワークは、警報、定位、実行制御の3つで整理します。ワーキングメモリや感覚記憶の用語と混同しないようにします。
選択肢の確認
1.対比
判定:適切とはいえない。
対比は、知覚や判断における比較・コントラストに関係する用語です。注意ネットワークテストで測定される主要成分ではありません。
2.警報(覚醒)
判定:正しい。
警報(覚醒)は、注意ネットワークテストで測定される主要成分の一つです。刺激に対する反応準備や覚醒水準の調整に関係します。
3.音韻ループ
判定:適切とはいえない。
音韻ループは、ワーキングメモリモデルにおいて言語情報を一時的に保持する構成要素です。注意ネットワークテストの成分ではありません。
4.特徴検出モジュール
判定:適切とはいえない。
特徴検出モジュールは、視覚情報などの特徴を検出する処理に関係する概念です。注意ネットワークテストで測定される成分としては警報(覚醒)が適切です。
5.感覚レジスタ(感覚記憶)
判定:適切とはいえない。
感覚レジスタは、感覚情報を非常に短時間保持する記憶システムです。注意ネットワークテストの主要成分ではありません。
覚えるポイント
- 注意ネットワークテストでは、警報(覚醒)、定位、実行制御が重要です。
- 音韻ループはワーキングメモリ、感覚レジスタは感覚記憶です。
- 注意の働きは、単一ではなく複数のネットワークで整理されます。