8AM19第8回 公認心理師国家試験 過去問

公認心理師の職責・倫理-09 援助要請・アドボカシー・サービスギャップ

心理的問題を抱えているにもかかわらず、専門的な援助を求めようとしない現象を表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、心理的問題があるにもかかわらず、専門的援助につながらない現象が問われています。

キーワードは、「心理的問題を抱えている」「専門的な援助を求めようとしない」です。

解説

サービスギャップとは、心理的問題や支援ニーズがあるにもかかわらず、実際には専門的援助やサービスにつながっていない状態を指します。

心理的問題を抱えていても、本人が問題を自覚していない、相談への抵抗感がある、スティグマを恐れる、どこに相談すればよいか分からない、経済的・時間的制約がある、過去の支援経験がよくなかったなど、さまざまな理由で援助要請が起こらないことがあります。

公認心理師にとっては、支援を提供するだけでなく、援助要請を妨げる要因を理解し、相談しやすい環境や情報提供を整えることも重要です。

公認心理師としての注意点
困っている人が必ず自分から相談に来るとは限りません。スティグマ、相談先の分かりにくさ、心理的抵抗、制度上の障壁を含めて考えます。

選択肢の確認

1.回避行動
判定:適切とはいえない。
回避行動は、不安や苦痛を避けるために特定の状況や行動を避けることです。援助要請を避ける行動の一部として関係することはありますが、心理的問題があるのに専門的援助につながらない現象全体を表す用語としてはサービスギャップが適切です。

2.サービスギャップ
判定:最も適切。
支援ニーズがあるにもかかわらず、実際の専門的援助やサービス利用につながっていない状態を指します。問題文の説明に合致します。

3.デブリーフィング
判定:適切とはいえない。
デブリーフィングは、災害や事件後に体験を話し合う介入や説明の場を指すことがあります。援助を求めない現象を表す用語ではありません。

4.マルトリートメント
判定:適切とはいえない。
マルトリートメントは、虐待や不適切な養育を含む子どもへの不適切な扱いを指します。心理的問題があるのに援助要請しない現象ではありません。

5.セルフ・ハンディキャッピング
判定:適切とはいえない。
セルフ・ハンディキャッピングは、失敗したときの言い訳になるような障壁を自ら作り、自己評価を守ろうとする行動です。専門的援助につながらない現象全体を表す用語ではありません。

覚えるポイント

  • サービスギャップは、支援ニーズがあるのにサービス利用につながっていない状態です。
  • 援助要請を妨げる要因には、スティグマ、情報不足、心理的抵抗、制度上の障壁があります。
  • 相談しやすい環境づくりも、公認心理師の重要な視点です。

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