7PM88第7回 公認心理師国家試験 過去問

神経・生理心理学-03 神経伝達物質・ホルモン・自律神経

自律神経の節前線維から放出される神経伝達物質として、適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、自律神経系の節前線維から放出される神経伝達物質が問われています。

キーワードは、「節前線維」です。

解説

自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があります。どちらも、基本的には中枢神経から出た神経が、自律神経節でニューロンを乗り換え、そこから効果器へ向かいます。

このうち、自律神経節に入る前の線維を節前線維といいます。交感神経でも副交感神経でも、節前線維から放出される神経伝達物質はアセチルコリンです。

一方、交感神経の節後線維では、効果器に対して主にノルアドレナリンが放出されます。ただし、汗腺など一部例外もあります。副交感神経の節後線維では、主にアセチルコリンが放出されます。

生理心理学のポイント
自律神経の問題では、「交感か副交感か」だけでなく、「節前か節後か」を必ず確認します。節前線維は交感・副交感ともにアセチルコリンです。

選択肢の確認

1.セロトニン
判定:適切とはいえない。
セロトニンは、気分、睡眠、食欲、衝動性などに関係する神経伝達物質として知られます。自律神経の節前線維から放出される主要な伝達物質ではありません。

2.ドーパミン
判定:適切とはいえない。
ドーパミンは、報酬系、運動調節、動機づけ、精神症状などに関係する神経伝達物質です。自律神経の節前線維から放出される主要な伝達物質ではありません。

3.グルタミン酸
判定:適切とはいえない。
グルタミン酸は、中枢神経系で代表的な興奮性神経伝達物質です。自律神経節前線維の主要な伝達物質としてはアセチルコリンが適切です。

4.アセチルコリン
判定:最も適切。
交感神経と副交感神経のいずれにおいても、節前線維から放出される神経伝達物質はアセチルコリンです。問題文の説明に合致します。

5.ノルアドレナリン
判定:適切とはいえない。
ノルアドレナリンは、交感神経の節後線維から効果器へ放出される代表的な神経伝達物質です。本問は節前線維を問うているため、アセチルコリンが正答です。

覚えるポイント

  • 自律神経の節前線維は、交感神経も副交感神経もアセチルコリンを放出します。
  • 交感神経の節後線維は、主にノルアドレナリンを放出します。
  • 「節前」か「節後」かを確認することが重要です。

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