R07A15|令和7年度 准看護師試験 過去問
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の治療薬はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、MRSAに対する代表的な治療薬が問われています。
MRSAは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことで、通常のペニシリン系や一部のセフェム系抗菌薬が効きにくい耐性菌です。治療薬と感染対策をセットで理解することが大切です。
解説
MRSAは、黄色ブドウ球菌のうち、メチシリンなどに耐性を示す菌です。医療関連感染の原因となることがあり、易感染状態の患者、高齢者、手術後の患者、カテーテル留置中の患者などでは注意が必要です。
MRSAの治療薬として代表的なのは、バンコマイシンです。使用時は、腎機能や血中濃度、副作用に注意しながら管理されます。
ベンジルペニシリンはペニシリン系抗菌薬であり、MRSAには一般に有効ではありません。セフメタゾールはセフェム系抗菌薬ですが、MRSAの代表的治療薬ではありません。副腎皮質ステロイド薬は抗炎症作用や免疫抑制作用をもつ薬であり、抗菌薬ではありません。
感染予防のポイント
MRSAでは、標準予防策に加えて、状況に応じて接触予防策が重要です。手指衛生、手袋・ガウンの適切な使用、環境整備、物品の共用を避けることが感染拡大防止につながります。
准看護師としての観察ポイント
抗菌薬使用中は、発熱、発疹、下痢、腎機能低下を疑う尿量変化、点滴部位の異常を観察します。感染徴候や副作用が疑われる場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.バンコマイシン。
正しい。
バンコマイシンはMRSAに対する代表的な治療薬です。使用時は腎機能や副作用に注意して管理されます。
2.ベンジルペニシリン。
誤り。
ベンジルペニシリンはペニシリン系抗菌薬ですが、MRSAはメチシリンなどに耐性をもつため、代表的な治療薬ではありません。
3.セフメタゾール。
誤り。
セフメタゾールはセフェム系抗菌薬ですが、MRSAに対する代表的な治療薬ではありません。
4.副腎皮質ステロイド薬。
誤り。
副腎皮質ステロイド薬は抗炎症作用や免疫抑制作用をもつ薬であり、抗菌薬ではありません。MRSAを直接治療する薬ではありません。
覚えるポイント
- MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌である。
- MRSAの代表的治療薬はバンコマイシンである。
- MRSAでは手指衛生と接触予防策が重要である。
- 抗菌薬使用中は、副作用、発熱、下痢、尿量変化、点滴部位を観察する。
- 感染対策では、患者だけでなく周囲への拡大防止も意識する。