R07A145令和7年度 准看護師試験 過去問

精神看護摂食・依存・認知関連記憶障害・認知機能

交通事故などによる頭部外傷で、事故より前の記憶が欠落する障害はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、健忘の種類が問われています。

頭部外傷などのあとに記憶障害が起こることがあります。事故の前の記憶が抜けるのか、事故の後の新しい記憶ができにくいのかを区別して覚えることが重要です。

解説

逆向健忘は、事故や発症などの出来事より前の記憶が失われる状態です。たとえば、交通事故の前にどこへ行っていたか、何をしていたかを思い出せない場合が該当します。

一方、前向健忘は、事故や発症の後に新しい記憶を保持しにくくなる状態です。この問題では「事故より前の記憶が欠落する」とあるため、逆向健忘を選びます。

既視感は、初めて経験することを以前にも経験したように感じる現象です。コルサコフ症候群は、アルコール依存やビタミンB1欠乏などに関連する記憶障害です。認知症は、記憶障害に加えて認知機能の低下が進む疾患群です。

観察ポイント
頭部外傷後は、意識レベル、瞳孔、頭痛、嘔吐、けいれん、麻痺、記憶障害の範囲を観察します。意識状態が悪化する場合は速やかに報告します。

選択肢の確認

1.逆向健忘
該当する。
逆向健忘は、事故や発症より前の記憶が欠落する状態です。問題文の「事故より前の記憶が欠落する」に合っています。

2.既視感(デジャヴ)
誤り。
既視感は、初めての経験なのに以前にも経験したように感じる現象です。事故前の記憶が欠落する障害ではありません。

3.コルサコフ症候群
誤り。
コルサコフ症候群は、ビタミンB1欠乏やアルコール依存などに関連して起こる記憶障害です。作話や前向健忘がみられることがありますが、この問題の説明そのものではありません。

4.認知症
誤り。
認知症は、記憶障害だけでなく、判断力や理解力などの認知機能が低下し、生活に支障が出る状態です。事故より前の記憶欠落を示す用語としては逆向健忘です。

覚えるポイント

  • 逆向健忘は、出来事より前の記憶が抜ける。
  • 前向健忘は、出来事より後の新しい記憶が保持しにくい。
  • 既視感は、初めてなのに経験済みのように感じること。
  • 頭部外傷後は、意識、瞳孔、嘔吐、頭痛、麻痺を観察する。
  • 記憶障害の範囲を確認し、変化があれば報告する。
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