R05B21|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進消化器・肝胆膵疾患大腸疾患
大腸疾患について、正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、大腸疾患の特徴が問われています。
大腸ポリープ、偽膜性腸炎、クローン病、潰瘍性大腸炎を区別して覚えます。
解説
偽膜性腸炎は、抗菌薬の使用により腸内細菌叢のバランスが崩れ、クロストリジオイデス・ディフィシルなどが増殖して起こることがあります。水様性下痢、腹痛、発熱などに注意します。
大腸ポリープのうち腺腫は、がん化する可能性があります。がん化しないとはいえません。
クローン病の原因は明確には解明されておらず、免疫異常や遺伝的要因、環境要因などが関係すると考えられています。ウイルス感染が原因と断定するのは誤りです。
潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に連続性の炎症を起こします。縦走潰瘍はクローン病でみられる特徴として覚えます。
感染予防のポイント
偽膜性腸炎が疑われる場合は、下痢の回数、便性状、腹痛、発熱、脱水を観察します。手指衛生や接触感染予防策を徹底し、環境清掃にも注意します。
選択肢の確認
1.大腸ポリープ(腺腫)はがん化しない。
誤り。
大腸腺腫はがん化する可能性があります。早期発見や内視鏡的切除が重要です。
2.偽膜性腸炎は抗菌薬の使用により起こる。
正しい。
偽膜性腸炎は抗菌薬使用により腸内細菌叢が乱れ、クロストリジオイデス・ディフィシルなどが関係して起こることがあります。
3.クローン病はウイルス感染が原因である。
誤り。
クローン病の原因は明確には解明されていません。ウイルス感染が原因と断定するのは不適切です。
4.潰瘍性大腸炎では縦走潰瘍を形成する。
誤り。
縦走潰瘍はクローン病でみられる特徴です。潰瘍性大腸炎では大腸粘膜に連続性の炎症がみられます。
覚えるポイント
- 偽膜性腸炎は抗菌薬使用後に起こることがある。
- 大腸腺腫はがん化する可能性がある。
- クローン病では縦走潰瘍が特徴である。
- 潰瘍性大腸炎は大腸粘膜に連続性の炎症を起こす。
- 下痢では脱水、発熱、便性状を観察する。