R05B17|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫母子感染・先天性感染
母子感染について、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、母子感染の経路と代表的な病原体が問われています。
母子感染は、妊娠中、分娩時、授乳時に母体から児へ感染することをいいます。
解説
母子感染は、親から子へ感染が伝わるため、垂直感染ともいいます。水平感染ではありません。
母子感染には、胎盤を介する子宮内感染、産道を通るときの産道感染、母乳を介する母乳感染があります。
風疹ウイルスは、妊娠中に母体が感染すると胎盤を介して胎児へ感染し、先天性風疹症候群を起こすことがあります。難聴、白内障、先天性心疾患などに注意します。
ポリオは母子感染の代表として覚える疾患ではありません。また、病原体によっては母乳を介して感染するものもあるため、母乳からは感染しないと一律にはいえません。
母性看護のポイント
妊娠中の感染症では、母体だけでなく胎児への影響も考えます。発熱、発疹、感染者との接触歴がある場合は、早めに医師や看護師へつなぎます。
選択肢の確認
1.水平感染ともいう。
誤り。
母子感染は親から子へ伝わる感染であり、垂直感染ともいいます。水平感染ではありません。
2.ポリオ(小児麻痺)を発症する。
誤り。
ポリオは母子感染の代表として問われる疾患ではありません。母子感染では風疹、梅毒、B型肝炎、HIVなどを押さえます。
3.風疹ウイルスは子宮内感染を起こす。
正しい。
風疹ウイルスは妊娠中に胎盤を介して胎児へ感染し、先天性風疹症候群を起こすことがあります。
4.母乳からは感染しない。
誤り。
病原体によっては母乳を介して感染することがあります。母乳から感染しないと一律に説明するのは誤りです。
覚えるポイント
- 母子感染は垂直感染である。
- 母子感染には子宮内感染、産道感染、母乳感染がある。
- 風疹ウイルスは子宮内感染を起こす。
- 妊娠中の風疹感染では先天性風疹症候群に注意する。
- 感染症では母体と胎児・新生児の両方を考える。