R05A91|令和5年度 准看護師試験 過去問
胃がんについて、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、胃がんの分類、転移、手術再建法が問われています。
胃がんでは、早期胃がんと進行胃がんの違い、転移の名称、術式を整理して覚えることが大切です。
解説
胃がんは、がんの深さや広がりによって早期胃がんと進行胃がんに分けられます。早期胃がんは、がんの深達度が粘膜または粘膜下層までにとどまるものをいいます。早期であってもリンパ節転移を伴うことはありますが、一般に進行胃がんに比べて転移が多いとはいえません。
進行胃がんの肉眼的分類には、ボールマン分類が用いられます。腫瘤型、潰瘍限局型、潰瘍浸潤型、びまん浸潤型などに分けて考えます。
左鎖骨上窩リンパ節への転移は、ウィルヒョウ転移と呼ばれます。シュニッツラー転移は、直腸診などで触れるダグラス窩への転移を指します。
胃全摘術後の再建には、ルーワイ法などが用いられます。ビルロートⅠ法とⅡ法は、主に幽門側胃切除後の再建法として覚えます。
准看護師としての観察ポイント
胃がん患者では、食欲低下、体重減少、貧血症状、腹痛、悪心、嘔吐、黒色便、術後のダンピング症状、栄養状態を観察します。異常があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.早期胃がんはリンパ節転移や血行性転移が多い。
誤り。
早期胃がんでもリンパ節転移を伴うことはありますが、進行胃がんに比べて転移が多いとはいえません。早期胃がんは深達度が粘膜または粘膜下層までのものです。
2.左鎖骨上窩リンパ節への転移をシュニッツラー転移という。
誤り。
左鎖骨上窩リンパ節への転移はウィルヒョウ転移です。シュニッツラー転移はダグラス窩への転移を指します。
3.進行胃がんはボールマン分類で分けられる。
正しい。
進行胃がんの肉眼的分類にはボールマン分類が用いられます。
4.胃全摘術の再建術にはビルロートⅠ法とⅡ法がある。
誤り。
ビルロートⅠ法とⅡ法は主に幽門側胃切除後の再建法です。胃全摘術後の再建ではルーワイ法などが用いられます。
覚えるポイント
- 早期胃がんは粘膜または粘膜下層までのがんである。
- 進行胃がんはボールマン分類で分ける。
- 左鎖骨上窩リンパ節転移はウィルヒョウ転移である。
- シュニッツラー転移はダグラス窩への転移である。
- 胃切除後は栄養状態、貧血、ダンピング症状を観察する。