R05A13令和5年度 准看護師試験 過去問

薬物と看護薬物動態・投与経路投与経路・吸収速度・初回通過効果

薬物の投与方法について、正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、薬物の投与経路と初回通過効果が問われています。

薬理では、投与経路によって吸収速度、作用発現時間、副作用の出方が変わることを押さえます。

解説

経口投与された薬物は、消化管から吸収されたあと門脈を通って肝臓に入り、代謝を受けます。これを初回通過効果といいます。

経皮投与は、皮膚から薬物を吸収させる方法です。消化管を通らないため、肝臓での初回通過効果を受けません。

舌下投与も口腔粘膜から吸収され、門脈を経由しにくいため、初回通過効果を受けにくい投与方法です。

皮下注射は筋肉注射より一般に吸収が遅いです。直腸内投与は経口投与より作用発現が早い場合があります。

安全管理上のポイント
与薬では、患者、薬剤名、量、時間、方法、目的を確認します。経皮薬では貼付部位、皮膚状態、貼り替え時間、古い薬剤の除去を確認します。

選択肢の確認

1.皮下注射は、筋肉注射に比し薬物の吸収が速い。
誤り。
皮下注射は筋肉注射に比べて血流が少ない部位に投与するため、一般に吸収は遅くなります。

2.直腸内投与では、経口投与に比し効果の発現が遅い。
誤り。
直腸内投与は経口投与より効果の発現が早い場合があります。消化管の一部を通らずに吸収されるためです。

3.経皮投与は、肝臓での初回通過効果を受けない。
正しい。
経皮投与は皮膚から吸収されるため、消化管から門脈を通って肝臓に入る経路をとらず、初回通過効果を受けません。

4.舌下投与は、肝臓での初回通過効果を受ける。
誤り。
舌下投与は口腔粘膜から吸収され、初回通過効果を受けにくい投与方法です。

覚えるポイント

  • 初回通過効果は、消化管から吸収された薬が肝臓で代謝されることをいう。
  • 経皮投与は初回通過効果を受けない。
  • 舌下投与も初回通過効果を受けにくい。
  • 皮下注射は筋肉注射より一般に吸収が遅い。
  • 与薬では投与経路ごとの注意点を確認する。

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