R05A124|令和5年度 准看護師試験 過去問
老年看護安全・生活環境・褥瘡予防褥瘡予防・体圧分散
褥瘡予防について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、褥瘡予防の基本が問われています。
褥瘡予防では、圧迫を減らすこと、ずれを防ぐこと、皮膚を清潔・乾燥しすぎない状態に保つこと、栄養状態を整えることが重要です。
解説
褥瘡は、骨突出部などに持続的な圧迫やずれが加わり、血流が悪くなることで起こります。予防には、体位変換、除圧、皮膚観察、栄養管理、失禁ケアが必要です。
体圧分散寝具は、身体にかかる圧を分散し、褥瘡発生を予防するために使用されます。褥瘡リスクが高い患者では有効な予防策です。
ブレーデンスケールは、褥瘡発生リスクを評価する尺度です。得点が低いほど危険度が高いと判断します。得点が高いほど危険という説明は誤りです。
座位で背上げ角度が大きすぎると、仙骨部への圧迫やずれが強くなることがあります。側臥位では大転子部への圧を避けるため、30度側臥位が用いられます。60度側臥位では圧が集中しやすくなります。
准看護師としての観察ポイント
仙骨部、踵部、大転子部、肩甲骨部、後頭部の発赤、熱感、硬結、びらん、疼痛を観察します。発赤が消えない場合は早めに報告します。
選択肢の確認
1.ブレーデンスケールは得点が高いほど、褥瘡発生の危険度は高い。
誤り。
ブレーデンスケールは得点が低いほど褥瘡発生リスクが高いと判断します。
2.体圧分散寝具を使用する。
適切である。
体圧分散寝具は身体にかかる圧を分散し、褥瘡予防に役立ちます。
3.座位は 100~120 度に保持する。
誤り。
座位で角度が大きいとずれや仙骨部の圧迫が強くなることがあります。患者の状態に合わせ、ずれを防ぐ姿勢を整えます。
4.側臥位は 60 度とする。
誤り。
側臥位では大転子部への圧迫を避けるため、30度側臥位がよく用いられます。60度では圧が集中しやすくなります。
覚えるポイント
- 褥瘡予防には除圧と体圧分散が重要である。
- 体圧分散寝具は褥瘡予防に有効である。
- ブレーデンスケールは低得点ほどリスクが高い。
- 側臥位では30度側臥位を意識する。
- 皮膚の発赤、湿潤、栄養状態を観察する。