R05A119令和5年度 准看護師試験 過去問

基礎看護技術清潔・衣生活援助清拭・洗髪・足浴

高齢者の入浴の援助について、適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、高齢者の入浴時の安全と皮膚ケアが問われています。

高齢者の入浴では、ヒートショック、転倒、脱水、皮膚乾燥に注意します。

解説

高齢者では、血圧調節機能や体温調節機能が低下しやすくなります。脱衣所と浴室の温度差が大きいと、血圧が急変し、めまい、転倒、心血管系の事故につながる危険があります。そのため、脱衣所と浴室の温度差をなくすことが適切です。

高齢者の皮膚は乾燥しやすく、皮脂も少なくなりやすいです。皮膚を強くこすって皮脂を落としすぎると、乾燥、かゆみ、皮膚損傷の原因になります。

石けんは低刺激のものを選び、必要以上に洗浄力の強いものは避けます。入浴後は皮膚の乾燥を防ぐために保湿します。

安全管理上のポイント
入浴前後は、血圧、脈拍、顔色、めまい、ふらつき、疲労、皮膚状態を観察します。浴室の床の滑り、手すり、湯温、入浴時間にも注意します。

選択肢の確認

1.脱衣所と浴室の温度差をなくす。
適切である。
温度差を少なくすることで、血圧の急変やヒートショック、転倒を予防します。

2.弱アルカリ性の石けんを使用する。
誤り。
高齢者の皮膚は乾燥しやすく刺激に弱いため、低刺激の石けんを選びます。弱アルカリ性を積極的にすすめるのは適切ではありません。

3.皮膚をこすり、皮脂を十分に落とす。
誤り。
強くこすると皮膚損傷や乾燥を起こします。やさしく洗い、皮脂を落としすぎないようにします。

4.皮膚は湿潤しやすいので保湿は不要である。
誤り。
高齢者の皮膚は乾燥しやすいため、入浴後の保湿が重要です。

覚えるポイント

  • 高齢者の入浴では温度差を少なくする。
  • ヒートショックと転倒に注意する。
  • 皮膚は強くこすらない。
  • 高齢者の皮膚は乾燥しやすく、保湿が必要である。
  • 入浴前後のバイタルサインとふらつきを観察する。

関連問題

R05A118R05A120
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)