34PM144第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

臨床応用・症例治療腰下肢痛・心身医学心因性腰痛・肝気鬱結

次の症例について、問題143、144の問いに答えよ。 「43歳の男性。主訴は日によって部位が異なる腰下肢痛。ストレスでイライラする。左右のSLRテスト、ケンプテスト、ペイステストは陰性。下肢の筋力、知覚、腱反射は正常。脈は弦を認める。」 原穴を用いて治療を行う場合、最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この症例では、ストレス、イライラ、脈弦から肝気鬱結を考えます。

原穴を用いる場合、肝経の原穴である太衝が最も適切です。

解説

東洋医学では、肝は疏泄を主り、気の流れや情志を調整するとされます。ストレスや怒り、イライラが続くと、肝気が滞り、痛みや張り、ため息、情緒不安定などが出やすくなります。

この症例では、日によって部位が異なる痛み、ストレスでイライラすること、脈弦が示されています。脈弦は肝の病証でよくみられる所見です。

太衝は足の厥陰肝経の原穴で、肝気の滞りを整える代表的な経穴です。

ひっかけポイント
原穴問題では、病証に関係する臓腑を決めてから、その経脈の原穴を選びます。肝経の原穴は太衝です。

選択肢の確認

1.太 白
誤り。
太白は足の太陰脾経の原穴です。食欲不振や軟便など脾の病証では重要ですが、本症例の中心は肝気鬱結です。

2.衝 陽
誤り。
衝陽は足の陽明胃経の原穴です。胃の病証や胃経の流注に沿う症状では重要ですが、本症例では肝経の太衝が適切です。

3.丘 墟
誤り。
丘墟は足の少陽胆経の原穴です。体側部痛や胆経の病証で考えますが、ストレス、イライラ、脈弦からは肝経を優先します。

4.太 衝
正しい。
太衝は足の厥陰肝経の原穴です。肝気鬱結による痛みや情志の乱れに対して適切です。

覚えるポイント

  • 肝気鬱結ではイライラ、ため息、脈弦が重要です。
  • 肝経の原穴は太衝です。
  • 太白は脾経、衝陽は胃経、丘墟は胆経の原穴です。

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